皆様、こんにちは。

今日は娘（と私）が作ったケーキの写真を送らせて頂きました。

娘の１６年来の親友のお母様（私の友人でもあります）の、さらに友人のお嬢様が近々結婚されるので、その前に開くブライダル・シャワーのケーキ作りを頼まれました。

花嫁になる方は一年間パリに住んでいらしたそうで、ケーキのテーマはパリの春にして欲しい、ゲストは２５人という依頼でした。
　

　　私は９歳の時からお料理が大好きで、お菓子も１０代の頃から作っていますが、娘も私と同じで、９歳の時から趣味として一人でお料理やお菓子を作るようになり、そういう私達を知っている友人が、そのまた友人に声をかけてくれて、今回の話を頂きました。

　　今までボランティアでは学校の為にせっせとお菓子を作って売ったり、友人達の為に作ったりしてきましたが、今回のようにお金を頂いての正式なオーダーは初めてですので（次の依頼はベビー・シャワーの為のケーキです）、私達は大喜びで、娘は最後は徹夜で頑張りました。

　　私は２種類のケーキの土台になる、ナッツや蜂蜜入り等の三種類のスポンジ・ケーキを焼き、フルーツたっぷりのシュー・クリームを作り、フランスのレシピでマドレーヌを焼いただけですが、娘がその後に何種類かのムースを作ったりしてケーキを完成させました。

　　ケーキを含め、全てのデザインをしたのは娘で、パスティアージュで作ったケーキを乗せる台やエッフェル塔、流し飴のディスクなど、ここにある全ての主材料はお砂糖で、バニラの良い香りがします。ディスプレーの全ては時間をかけた娘の手作りです。パイピングなど運ぶ際に少し欠けてしまいましたが、エッフェル塔やケーキ用の台等、湿気に気をつけて上手く保存すれば２０年でも飾っておけるそうです。

　　アメリカのパーティー用のケーキは一般的にはケーキ自体がシンプルで、それをフォンダンで覆ったりして飾る事が多く、またそういうケーキを作っているパティシエを描いたテレビ番組の人気も手伝って、フォンダンを使ってデコレートしたケーキが流行っているのですが、私達は味にこだわりがありますので、美味しくないフォンダンは使わずに、フランスの伝統的なケーキ、オペラと、三種類のムースと蜂蜜入りスポンジを何層かに重ねたケーキを作りましたが、皆さん、見た目と共に味も美味しいと喜んで下さったそうで一安心しました。

　

　　当日は予報通りの晴天で、主人と息子が手伝ってくれてパーティーの開かれた友人宅に全てを運び込み、娘がそちらで最後の仕上げをしました。ディスプレーはお砂糖の塊なので結構重いですし、繊細なので、息子も主人も運ぶのに緊張したそうです。　

 

　　写真の何枚かは花嫁になる方のお父様が撮って送って下さったもので、ケーキの写真を撮るために順番待ちをされているゲストの写真もその中の一枚でした（＾＿＾）。
　

　　娘が依頼される他のアートのプロジェクトは私は全く手伝えませんが、お菓子作りなら私の方が歳を重ねている分だけ経験は豊富ですから、これからもケーキのオーダーが入った際には娘のスー・シェフとして（＾Ｏ＾）、手伝っていきたいと思っています。楽しく見ていただけたら何よりです。

 

６月１０日　ｍ＆ｍ記

花嫁になる方のウエディング・ドレスの写真が娘の所に送られてきましたので、娘はそれもディスプレーに取り入れましたが、その方の妹さんがこのドレスを見て、「お姉さんのドレスそのものじゃないの！」と、喜んでいらしたそうです。

エッフェル塔は三段に分かれます。

パリの春というテーマなので、フランスケーキにこだわり、伝統的なオペラ・ケーキを作って 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　型で抜き、花のように組み立てました。

丸いのは直接ケーキを乗せた、娘が流し飴で作ったディスクです。

蜂のピクニックにちなんで、蜂蜜入りのスポンジ・ケーキと三種類のムースケーキです。 　　　　　　　　真ん中の模様はチョコレートの転写シートで作ってあり、蝶々も娘がチョコレートで作りました。

次の写真は友人宅で写した全体像です。

以下8枚の写真は組み立てて完成する前の土台の部分です。パスティアージュで作ってあります。

シュガー・ペーストを編んで作ったバスケットの中には花嫁になる方の苗字を書いたワイン・ボトルがはいっていまして、その方のお父様はそれを見つけて手をたたいて喜んでいらっしゃったそうです。

蜂のカップルのピクニックは皆さんに特に好評です。怖い蜂でも顔を可愛く作れば愛らしくなるものですネ。小さな食べ物まで丁寧に作る所などが娘らしいです（＾＿＾）。

アメ細工の羽をつける前の八のカップルです。